初心者がギターを弾けるようになるのは「縄跳びで三重飛び」できるイメージ。

もう20年以上ギターを教えたりして暮らしております。
今日は思うことがあったので、noteに吐き出してみる。
目次
- ほんとの楽器・音楽の初心者は、ギターのことも音楽のこともよくわからない。
- ギターをはじめる動機
- ギターや、ギターでやるような音楽の立ち位置
- ランニング5分の壁
- 縄跳びで「縄跳びで三重飛び」できるには?
- こう言うのって仕方ないんですかねえ…。
- 別にそもそもぜんぜん厳しくなんかしたくない。
- にもかかわらず…
- 接客業に徹する
- 悩ましさ。そして、生徒募集。
ほんとの楽器・音楽の初心者は、ギターのことも音楽のこともよくわからない。
そりゃそうだ。
そして、よくわからないもの(ギター)を使って、よくわからないこと(音楽)をやろうってんだから、余計によくわからない。
とは言え、ギターがはじめての楽器である場合には、およそ誰しも最初はこのようであったはずで、少しでもギター弾けるぞ!と言うのは要するにこの「よくわからない」ことを乗り越えてきた者たちである。
裏を返せば。
この「よくわからない」を乗り越えることが「ギターで音楽を演奏できるようになる」ことだとも思う。
ギターをはじめる動機
こんな「よくわからない」ものをやってみたくなった動機は何かしらあるはずで、ギターでやるようなポピュラー音楽(ロックでも何でもいいのだけど)は観客に夢や憧れを売っているような部分もあって、ようするに、そう言った音楽に触れて、ギターに憧れてやってみたくなる。
少なくとも自分はそうだったし。
20年以上もギターや音楽を教えていて、ほんとの楽器・音楽の初心者の「ギターやりたい!」の傾向は概ねこのようなものである。
ギターや、ギターでやるような音楽の立ち位置
実際のこととは別の話として。
ピアノやバイオリンなんかとは違って、ギターや、ギターでやるような音楽の立ち位置は、あまり教養的であったり、高度で難解で深淵だとは思われていない節がある。
教養的でなく、高度でもなく、難解でもなく、深淵でもない。
ホントに心からそう思っているのかは別として。
あるいは「簡単で誰でもできますよ!」的な広告が世間に蔓延しているから、「へー、そうなんだ。」と受け取られているだけな気もする。
ベートーヴェンを弾きましょう!ショパンを弾きましょう!そして、それは「簡単で誰でもできますよ!」と言った広告が世間に蔓延しているとはあまり感じられない。
すると。
ギターでやるような音楽は「たぶん(ベートーヴェンや、ショパンと比較して)簡単で、ワタシでもできそう!」みたいなイメージになって全然おかしくない。
が、しかし。
実際やってみると「ワタシでもできそう!」かは別として、そんな簡単ではない。もちろん、簡単に弾けてしまう人もいる。
けれど。
世の中にギターの教則動画なんかが無料で幾らでもあるような状態で、自力で最初の壁を突破できないとしたら、対象(ギター、音楽)を舐めすぎていて、最低限の努力が足りてなかったりするケースは多いと思う。
引き受けないといけない苦しさの度合いを低く見積もり過ぎていたりすることが多いように思う。
もの凄く抽象的な例だとは思うけれど、東大に入るのにしないといけない努力が「10000」だとしたら、ギターでコード押さえて、簡単なコードを十分に鳴らすことができるのに必要な努力は「50」くらいあるとは思う。
「100」かもしれないけれど、多く見積もってそんなもんだと思う。
毎日30分のランニングを2週間継続するくらいの努力は必要で、それは結構大変だし、苦しいことだと思う。
いいですか。
そのくらいには難しいんですよ。
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ランニング5分の壁
毎日30分のランニングを2週間継続するくらいの努力が必要なのに、最初のランニング5分の時点で、「あ、これはツラいですね。」ってなる人が一定数いる。
肌感ですが、ギター習いに来る人の三分の一はそんな感じ。
うん、ツラいよ(笑)
はじめて運動したら5分でもツラいよww
けどさ。
ランニング5分できないと、そもそもランニング30分できないじゃん。
それを教えてるのよ。
よくあるパターンで「それはツラいので家でやってきます。」ってのがあるんだけど。それは9割がた、おかしいこと言ってるわけ。
それを家で、自力でできるんだったら、もう5分走れてるし、たぶん30分も走れてるし、やる気があるならそれを2週間継続だってできるよ。
だから、それを教えてるのよ。
ツラいとは思うけど、5分走れるように。
まずはそこ達成しないと!って言ってるだけなのに…
そう言うのを厳しい!高度過ぎる!
そう言うのは上級者向けであって!
独善的な教え方だ!ひどすぎます!
と、までは言わなくても、そう言う反応されると困っちゃうわけです…
縄跳びで「縄跳びで三重飛び」できるには?
①ランニング5分が余裕になって
②ランニング30分達成出来たら
③次は2週間連続でそれをやる
くらいのことが出来たらギターも弾けると思います。
縄跳び三重飛びしようと思ったら!
①一重飛び出来て
②二重飛び出来て
③三重飛びにチャレンジ
なのよ。
「ワタシは三重飛びを出来るようになりたい訳であって、一重飛びなんかできるようになりたい訳じゃない!」
「せめて、二重飛びのやり方を教えろ!」
「それができないなら怠慢だ!これは酷いレッスンだ!!」
的な人が、だいたい20年間の全体の三分の一、のそのうち半分くらい。
こう言うのって仕方ないんですかねえ…。
だましだまし「レッスン(という名目の時間)」を過ごすことは別に全然可能なんだけど、もしそうなら最初からそう言って欲しいなあ。
ちなみに、ちゃんとそう言ってくださる方もいて、もちろん要望に応えて楽しいギターの時間を提供しております。
これはわかって欲しいのですが、それができないようじゃ20年以上もやって来れてないと言うことではあるのです。
別にそもそもぜんぜん厳しくなんかしたくない。
別にそもそもぜんぜん厳しくなんかしたくない。
ただ「ワタシはやる気と情熱があって!○○と言うバンドの○○と言う曲を、いついつまでに弾けるように絶対なるんです!」と意気込んで習いに来られたら、こっちだって要望に応えようとするじゃないですか。
やってやるぜ!修業は厳しいがついてこられるかな?
それだって。
繰り返しますが「そもそもぜんぜん厳しくなんかしたくない」ので。
なるべくゲラゲラ笑いながらできるように20年以上の時を掛けて積み上げた解説芸ってのがこちらにはあるんです。
がんばってるんです。ぼくだって。
家賃とか年金とか払わないといけないんです。
にもかかわらず…
「ワタシは三重飛びを出来るようになりたい訳であって、一重飛びなんかできるようになりたい訳じゃない!」
「せめて、二重飛びのやり方を教えろ!」
「それができないなら怠慢だ!これは酷いレッスンだ!!」
つまり。
「ワタシは○○と言うバンドの○○と言う曲を弾けるようになりたい訳であって、△△なんかできるようになりたい訳じゃない!」
「せめて、□□のやり方を教えろ!」
「それができないなら怠慢だ!これは酷いレッスンだ!!」
※「□□」:どこかで目にしたのであろう、とても難しい何か。
年末から今日に掛けてそんなようなことが、またいつものようにあって、ため息じゃないな。
『単純に傷ついております。』
ぼくはたぶんかなり、性善説で動いてるところがあって(たぶん)
「ワタシはやる気と情熱があって!○○と言うバンドの○○と言う曲を、いついつまでに弾けるように絶対なるんです!」
って意気込みを伝えられたら、そうなんだね!じゃあ一緒に頑張ろう!!
締め切りは○○日だね!そしたら逆算して云々…
って思っちゃうんだよなあ…。
接客業に徹する
こう言うタイプの意気込みがやってきたら、話半分に聞いておいて、ギターを弾けるようになることよりも、いい気分になってもらうことに注力した方がいいのかなあ。
ちなみに、ギター教室はじめたころは大学生で、まだ何の理念もなかったし、そもそも自分がいまほどギター弾けてなかったこともあって。
「接客業に徹しよう!」
って方針でやってたときが、実はいちばん儲かっていた気がします。
当時はインターネット黎明期だったので、ホームページがあるってだけで生徒さんが押し掛けたと言う事情が大きかったとも思うけれど、とは言え、仮に「接客業に徹する」のが正解だとしたら、それも何だか違う気がするんだよな。
受験予備校なら、志望校に合格すること。
ギター教室なら、ギター弾けるようになること。
だと思ってるんだけど、正解はちっともわかりません。
もちろん、ギター弾けるようになりたいとか、そう言うのって99%の人にとって「余暇の過ごし方のひとつ」でしかないのは合ってると思う。
だから。
口ではああだこうだと言っても、
「ランニング5分しましょう!」
的な苦しいことはしたくないってことですかねえ。
※ちなみにぼくはそう。
悩ましさ。そして、生徒募集。
ギター教室へやってきて、時間とお金を使って、その結果「ギターで音楽を演奏できるように」ならなくていいのだろうか?
とか。
自分で決めた納期を守れないことに哀しみは起こらないだろうか…?
いや、そもそも。
「○○と言うバンドの○○と言う曲を弾けるようになる!」
ってどう言う状態を指すのだろうか?
※人によって違うはず。
その目指す状態すら自分自身把握できていないのに、納期だけはあるとしたら、けっこう厳しいチャレンジになるよ。
だから。
まず目指す状態、目標地点を自分で認識できるような最低限の知識が必要だよ。
とか思ったりします。
そのかじ取りをどうするかと言うのは。
教える側としてとても悩ましいです。
少なくとも今回はそのかじ取りをワタシが失敗したのだとは思いますが、とは言え、ぼくだけが悪いかねえ…
と、言うお話でした。
…そんなわけで、生徒がひとり減りましたので!
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※以下のnoteから転載。
https://note.com/yuichitanaka/n/ne5fbb2e1d2e4?app_launch=false

